2000年5月10日(水)13:08

シュレーダー首相はEU拡大に関し一層の柔軟性を求める

ユーロに対する信頼も強調

パリ(AP)

ドイツ連邦首相ゲルハルト・シュレーダーはEU拡大に関し一層の柔軟性を求めた。フランスのラジオ放送局『ヨーロッパ1』に対し、同首相は水曜日、これはいくつかの国に対し他の国々以上の迅速な統合を認めるものだ、と述べ、この件に関し、5月19日にパリ近郊のランブイエにて、フランスのジャック・シラク大統領およびリヨネル・ジョスパン首相と協議する意向を明らかにした。フランスは7月1日より6ヶ月間欧州連合の議長国を務めることになっている。

 この会合では、懸案となっているEU諸機構の改革と拡大が議題になるだろう、とシュレーダーは語った。機構改革ーこれはEU拡大の前提であるーは年末までに決定されなくてはならない。とりわけ問題となっている点は、委員会の縮小、閣僚理事会における票の再配分、および多数決決定方法の拡大である。

 シュレーダーはドイツ・フランス関係を「何の留保もなく良好」と評し、両国の政府は緊密に協力しており、どんな問題もどんな「衰弱期」もない、と述べた。「エンジンは順調に動いており、滞ることもない。回転を続け、毎日あらたな推進力を得ている」とシュレーダーは明言した。

 最近のユーロ安は懸念していない、と同首相は述べた。「ヨーロッパ通貨は過小評価されており、いつの日かこの評価は変わると確信している。懐疑派に対しては、国民経済が弱いユーロによって多大の利益を得ている、と反論したい」と語った。

原題:Schroeder plaediert fuer mehr Flexibilitaet bei EU-Erweiterung
Vertrauen in Euro bekraeftigt